設立総会が開催されました
令和4年6月4日(土)、北海商科大学にて北海道公民教育学会の設立総会が開かれました。
堂徳将人会長(北海商科大)の設立趣旨の説明に続き、総会において研究方針や会則などが協議され、承認されました。北海道の公民教育の改善に向けて学術的かつ学祭的に研究し、教育実践に寄与する新たなプラットフォームを創る営みがはじまります。賛同する仲間が集い共に考え協働し、理論と実践を往還しながら、教育研究を深めましょうと設立宣言が述べられました。
来賓挨拶では、埼玉大学教育学部教授の桐谷正信氏(日本公民教育学会副会長)が埼玉よりオンラインにて参加され、北海道の公民教育の改善に資する本会の意義と期待についてお話しをいただきました。特に、地域に軸足を置いて教育研究を推進しようとする本会へ厚い祝辞が述べられました。
続いて、役員の自己紹介が行われ、発起人の北海道教育庁十勝教育局長の新山知邦氏(北海道高等学校政治経済研究会会長)が十勝よりオンラインで、会場では北海道有朋高等学校校長の元紺谷尊広氏(北海道高等学校「倫理」「公共」研究会会長)、北海道士別東高等学校長の太田𠮷祐氏(北海道高等学校政治経済研究会会長代行)、札幌市立新川高等学校教諭の川瀬雅之氏(元北海道高等学校政治経済研究会会長)、北海道岩見沢東高等学校教諭の山口晴敬氏(北海道高等学校政治経済研究会幹事・北海道「倫理」「現代社会」研究会監事)、北海道有朋高等学校教頭の志田光瑞氏(北海道高等学校政治経済研究会理事)から本会の開設に向けての意欲が示されました。
発表の時間では、北海商科大学准教授の見附陽介氏より「新しい公共社会と「市助」の可能性」と題して専門的な立場からの提言がありました。続いて、北海道教育庁高校教育課高校教育指導係長の岩渕啓介氏より「北海道における公民科教育の取り組み状況」と題して、北海道の公民教育の改善に向けての取り組みについての提言がありました。終わりに、堂徳将人会長より「「現代社会」の総括と「公共」を創る」と題して、「現代社会」40年、社会科再編30年の経緯を踏まえ、新科目「公共」に取り組むことの必要性について提言されました。
設立総会では、関係議案が志田事務局長から提案され、参加した会員から承認されました。